サンティアゴ巡礼の一日

 サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路(カミーノ巡礼路)に対する興味を少しでも感じた人。

興味をもったけど、800kmも歩くなんて…。

魅力はわかったけど自分は行かないよ。

またはもう行くことをノリと勢いで決めたという人。

そんな人に読んでいただきい。

カミーノ中の1日の流れについて伝えたいと思います。

できるだけ具体的に私が過ごした、1日の流れについて伝えようと思います。

私もこの旅に出る前にはイメージがあまり出来ずに不安なことが多かったです。

 

長い旅のイメージを膨らませて不安要素を少しでも解消出来たらと思います。

 

 

カミーノ中の1日の流れ。 

本題の私のカミーノ中の具体的な流れです。

 

5〜7時

起床

東側の地方では15〜16時頃が暑さのピークになり、

それまでには次のアルベルゲに着いていたいので、5時ごろに起きていた時もあります。

起きてから前日に買っておいたフルーツを食べながら歩き始めます。

オレンジが美味しいのでおすすめです。

外は真っ暗なのでヘッドライトが必須でした。

 

9時頃

朝食タイム

道中のカフェやバル(バー)で朝食。

カフェコンレチェ(カフェラテ)がうますぎて毎日飲んでました。

 

12時頃

ランチタイム

またまた道中で好きなバルを見つけて昼食。

大体ここで私はビールを一杯。

1.2ユーロほどで飲めちゃいます。

150円くらいですよ。

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15時頃

アルベルゲ到着

シャワーを浴びて、その日着ていた服を洗濯。

ランドリーがある所もありましたが、ほとんど私は手洗いしていました。

パタゴニアのキャプリーンTシャツが最強って話はまた後でします。

 

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16時頃

街の散策、スーパーに買い出し

小さな田舎町の散策が他では味わえないような感覚で好きでした。

キッチン付きのアルベルゲではほとんど自炊をしていたので

スーパーでの買い物は日課になっていました。

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17時頃

ダラダラタイム

アルベルゲの庭でくつろいだり、バルでビール飲んだり1日の疲れの癒しタイムです。

 

18時頃

夕食作り

みんなでスーパーで買ってきた食材でご飯を作ります。安いし美味いし最高でした。

 その後は、そのまま飲んだり、バルに行ったりと自由な時間を過ごしていました。

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22時頃

就寝

次の日に向け早めに就寝。

 

 

朝まで飲んで起きるのが遅かったり、

12時間近く歩き続けてアルベルゲに着いた時には夜だったり

という日もありますがこれが大体の1日の流れです。

 

ペースも時間も人それぞれですが、

1つの例を見て、イメージを膨らませることができたら幸いです。

 

自由な時間やダラダラする時間も結構あるので、

きついんじゃない?という不安も少しは解消できたのではないかと思います。

 

まとめ

早寝早起き健康的な毎日。

好きな時間に好きなものを食べて飲んで。

寝たい時に寝る。

 

800km歩くと言ってもきついだけじゃない、楽しいことだらけ。

そんなことが伝わればと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

カミーノ巡礼を勧める3つの理由。

 素晴らしい出会いがある。

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普通の旅をしてて旅先で友達ができたことありますか??

 

コミュニケーション能力の高い人なら短時間でいろんな人と仲良くなれるかもしれません。

 

日本ですらあまり友達がいないという人もいるでしょう。

大丈夫です

カミーノを歩いてたくさん友達を作っちゃいましょう!!

 

様々な考え方に触れることができて、

世界が広がるきっかけになります。



カミーノでは一般的な観光旅行には無い特別な環境があります。



  • カミーノの道はほぼ一本道なので何度も同じ人と出会う
  • 皆同じ目標に向かって歩いていて、仲間意識が生まれる。
  • 歩いているときは暇。自然と会話の時間も長くなる
  • 巡礼者同士の挨拶「Buen Camino!!」(ブエン カミーノ)。



これらの要因で、巡礼者同士はすぐに仲良くなれます。

 

強制的にというか、

道がほぼ一本なので同じ人に何度も出会います

初めは挨拶だけでも、

その後も、話しかけるチャンスは何回でもあります。

 

歩いている理由が違えど、皆目標は同じです。

ホタテ貝をもっていれば、みんな仲間です。

 

話をしながら歩くと、体感時間が短くなります。

歩いている時はみんなですから。

つたない英語やつたないスペイン語でも会話を続けたいと思われる理由があります。

気づいたら2時間も3時間も話していたりします。 

 

「ブエンカミーノ!!」

スペイン語

「良い巡礼を!!」

という意味です。

とにかく出会う人、追い抜かす人に笑顔で挨拶しましょう!最初の会話のきっかけになります。

 

 

 

理由の一つとして書きましたが、まだまだ出会いに関しては伝えたいことがいっぱいありますのでまたどんどん書いていきます。





スペインの田舎町を味わえる。

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スペインと聞いて思い浮かぶのは

バルセロナマドリードというと都市だと思います。

 

日本にも東京、京都など、

それ以外にもいい町、行ったら楽しい町が多くありますよね。

例えば群馬とか…。

 

 

田舎町には大都会にはない

アットホーム感というか優しさが溢れています。

 

そんな田舎町の人たちと出会えるのがカミーノです。

 

私自身、

レディシジャ・デル・カミーノ

という田舎町に泊まった際、

ちょうどその日に祭りが開催されていました。

 

私も一緒に参加させてもらい、

最終的に、ある人の自宅に案内してもらい、

手料理を振る舞ってもらいました。

 

その日は朝4時くらいまでお酒を飲んで1日中楽しみました。

 

 

このように

スペインでアットホームな感覚

を味わえることはカミーノならではの魅力の一つであります。

 

きついことを経験することによる圧倒的な成長がある。

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あなたにとって辛いこと、出来ないことってなんですか?

 

ラソン選手にとっては

20km走れと言われても

「できるか?」

とか

「辛いかな」

とか考えたりしないでしょう。

 

 

毎日10kgの荷物を背負って30km

歩いた経験を持つ私は、

終電を逃し、

家まで10kmあった時でも、

荷物ないし余裕で歩けるな

と思えるようになりました。

 

この感覚はすべてそれ以上の経験をしたから言えることだと思います。

 

言語能力に関しても、

典型的な日本の英語教育を受けてきた私は、

スピーキング能力

を実践で試したことがなかったのですが、

上で書いたように

何時間も何日間も英語やスペイン語を話す時間があります。

簡単なコミュニケーションはできるという自信を得たので、

日本にいる時もちょっとした英会話に物怖じしなくなりました。

 

カミーノの旅には、そんな普段経験できないような、

度を超えた経験がたくさんあります。

 

人生どんなことも、

最大級より大変なこと

を経験するとそれ以下のことは余裕でこなせるようになります。

 

考えられるきついこと、

何段も飛ばして、

カミーノで味わっちゃいましょう

 

 

まとめ。

f:id:konlog:20181228165821j:plainカミーノは魅力と成長のある旅。

 

 

 

カミーノ「フランス人の道」の歩き方!どんな旅なのか?さらっと紹介!

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路とはどんな旅?

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サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路(カミーノ)の具体的な内容について書いていきます。

ここでは私が歩いた道を紹介します。

 

「フランス人の道」は約800km

フランスのスペイン国境付近の街、

サン=ジャン=ピエ=ド=ポー(Saint-Jean-Pied-de-Port)

からピレネー山脈を超え、

スペインの街

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

へと向かう約800kmの道のりです。

移動手段は徒歩なので、もちろん移動費はタダです。

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サン=ジャン=ピエ=ド=ポーで巡礼手帳(クレデンシャル)を手に入れる。f:id:konlog:20181222195351j:plain

フランスの街、

サン=ジャン=ピエ=ド=ポー(Saint-Jean-Pied-de-Port)

には巡礼者の事務所があり、

そこで巡礼路を歩くための受付をします。

付近の簡単なマップと注意事項を聞き、

巡礼手帳(クレデンシャル)を受け取ります。

日本国内でも日本限定のクレデンシャルが発行でき、

デザインが違うので好きな方を選んでください。

 

カミーノの象徴であるホタテ貝も置いてあるので

寄付をして貰いましょう。

そしてバックパックに括りつけましょう。

このクレデンシャルを持っていれば、

巡礼者専用の宿(アルベルゲ)に泊まることができます。

 そして、カミーノを歩いた証明になります。

 

 

 ついに巡礼スタート。f:id:konlog:20181222205837j:plain

クレデンシャルを手に入れたらついに巡礼がスタートします。

 

巡礼路にはカミーノの象徴である、

貝殻のマーク黄色の矢印があります。

これを辿っていくことで道に迷わず、

歩いていけるということです。

800kmの道のり、全てに目印があります。

 

かなり短いインターバルで目印があるので

方向音痴でも迷うことはないでしょう。

 

たまに違う色の矢印もあるので、惑わされないように…。

 

 

好きなペースで歩けばいい!

このルートでサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指すのであれば

1日30km弱で30日間で歩くことが目安になってきます。

一般に歩くスピードは時速4kmなので、

ノンストップだとしても1日7時間半ほど歩くことになります…。

 

きつそうに思えますね…。

 

その通り、かなり大変です。 

 

それだけ大変な分、歩き終えた後の達成感

みんなで飲むビールが最高なんです…。

 

ただし、上に示したものはあくまで参考なので、

自分でペースを決めちゃってください。

カミーノには歩くルールは存在しないので

何日もかけてゆっくり歩いても大丈夫です。

 

なんなら途中でやめて、また来年その続きから歩いても大丈夫です。

出会ったイタリア人は途中でリタイアし、

また今度歩くと言っていました。

近いからいいですね…。

 

こんな感じで自分がどんなペースで歩きたいかを想像し、

どのくらいの日程で歩くのかを決めるといいです。

 

アルベルゲに泊まる。

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道中には5kmや10kmごとなどにに街があり、

ほとんどの街にはアルベルゲ(宿)があります。

その時の気分や調子で、どこに泊まるか決めることもできます。

街の雰囲気を気に入れば、泊まっていくのも良いでしょう。

 

好きな街で休憩し、好きな街ででご飯を食べ、好きな街に泊まって…。

 

この生活がカミーノの醍醐味です。

 

 アルベルゲではクレデンシャルにスタンプを押してもらいます。

これを見ればどんなルートでどこから歩いてきたのかという証明になります。

 

巡礼達成!

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ゴールの街、サンティアゴ・デ・コンポステーラの事務所で

このクレデンシャルを見せることで

巡礼達成の証明証がもらえます。

 

徒歩で巡礼をする人は100km以上歩くと

この証明書をもらうことができます。

 

これにて

「フランス人の道」

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼達成です。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

たどり着いた時の達成感は素晴らしいものになるでしょう!!

 

 

  

格安で海外に!スペインに1ヶ月滞在!サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路の魅力。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路f:id:konlog:20181219203759j:plain

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路とはキリスト教の聖地であり、

ヤコブの遺体があるとされるサンティアゴ・デ・コンポステーラへと向かう巡礼路のことを言います。

通称で、カミーノと呼ばれます。簡単にいうと昔の人が聖地を訪れるために通っていた道の事です。

世界遺産にも登録されている、歴史ある道を、昔の人と同じように歩いて辿って行こうというやつです。

 

私がオススメする「フランス人の道」は

フランスのスペインとの国境付近をスタートし、西へと約900km、徒歩で聖地を目指すというものです。

四国お遍路のスペインバージョンみたいな感じです。

道中は巡礼者用の宿(アルベルゲ)に泊まって次の町を目指していきます。

途中の町で飲み物や食べ物を補給し、先を目指すという、

ドラクエを現実にしたみたいな感じになります。

 

キリスト教じゃないんだけど…

という人も大丈夫です。

歩いている人は宗教とは関係なく、ただのスポーツとして歩いていたり、トレッキング感覚で歩いている人も多くいます。

宗教に疎い日本人が気軽に歩いても大丈夫な雰囲気です。

 私がカミーノを歩いた理由。

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私は大学3年生の夏休みにこの旅に行ったのですが、

それまでの大学生活は、単位をとってバイトして好きなもの買って…

というようなクソつまらない生活を送っていました。

あるときふと、

「自分に子供ができたら、大学時代の自慢話できないなあこれじゃあ…」

と思ってしまったんですよ。

息子とかには偉そうに自分のしてきたことを自慢したいじゃないですか。

お父さんは900km歩いたことあるんだよって言いたいじゃないですか。

そんなときにたまたまこの旅のことを知り、

もはやノリと勢いで次の夏休みに行こう!と決めていました。

ということで、私は、

自慢話と面白い人生にしたいという思い

だけでパスポートすら持っていないのに、この旅に行くことを決めていました。

 

どんな人にオススメしたいか。

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このカミーノ巡礼路を歩く中で多くの日本人に出会ってきました。

仕事をやめた人、世界一周中の夫婦、小さなレストランのシェフや大学生など…。

やはり自由な時間を作り出せる人が多かったです。

そんなことから、

時間を持て余している大学生にはこの旅はぴったりで、

会社に勤め続けるなら一生できない経験をすることができます。

今しかないですよ!!

 

具体的にこんなことを思っている人にオススメします。

  • 大学、バイトに飽き飽きしている大学生。
  • 何か大きなことをやり遂げたい人。
  • 人に自慢できる話題が欲しい人。
  • 海外に興味あるけどどうしようか迷っている人。
  • 冒険したい人。
  • アウトドアが好きな人。
  • 海外に安く長期滞在したい人。
  • ヨーロッパは物価が高くて敬遠している人。
  • 海外の観光旅行に刺激を感じなくなった人。
  • スペイン語をかじっている人。
  • 英語が苦手な人。
  • 行動力がない人。
  • 海外の友達が欲しい人。
  • 歩きに対する圧倒的な自信が欲しい。
  • スペインの田舎町を味わいたい。

様々書きましたが、つまりは、

カミーノに行けばこれらのことを実現できる。

ということです。 

 

1つでも気になった人は是非ともこのブログを読み進め、

とりあえずカミーノ巡礼路を歩いちゃって欲しい。

時間有り余ってるでしょ、大学生。

夏休みやることないっしょ…。

 

なぜ格安か。

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「時間はあるけど、1ヶ月も滞在するお金ないし…」

「ましてやヨーロッパって物価高いんじゃない?」

と思いますよね。

1ヶ月滞在でも安い理由があるんです

 

物価の高いイメージのあるスペインでなぜ安く滞在できるのか。

  1. 巡礼者(歩いている人、または自転車)専用のアルベルゲと呼ばれる宿が1泊0~15ユーロ(約0~2000円)で泊まれる。
  2. 公営のアルベルゲは好きな額を寄付すれば泊まることができるので、メンタルの強い人は0円で1泊することができる。
  3. 多くのアルベルゲにはキッチンが付いており、調理道具も整っている。道中で料理人(友達)を調達すれば、スーパーで食材を買って安く済ませることもできる。

このことから適当に計算しても、

宿代、1500円×30日 45,000円

飯代、2000円×30日 6,0000円

 

贅沢しないのであれば高く見積もっても

10万ちょっとあれば30日間も滞在できてしまう。

アルバイター大学生であれば、

日本で実家暮らしであっても月10万くらいは使うんじゃないでしょうか。

海外で過ごし、素晴らしい出会いや経験を重ねながら、ご飯も寝るところも確保し、1ヶ月10万円。

安すぎると思いませんか。

 

もちろん移動費や準備費用はかかってきます。

それを含めても25~30万あれば十分でしょう。 

 

移動費や準備費用の節約法は他で書きたいと思います。 

 

一応参考までに…。

例えばバルセロナのホテルに30日間滞在するには、1泊1万前後、ホテル代だけで30万はくだらないでしょう。

その他の費用は考えたくなくないですね…。

まとめ。

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サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路は様々なニーズを満たしてくれる、

コスパのいい旅!!

 

実際に行くための情報もあげていくので見てください。

質問あったらお待ちしてます。